実家・空き家

遺品整理を頼む前に確認したいこと

公開日 最終更新日 資料の確認日

静かな和室に、段ボールと木箱が置かれたイラスト。遺品整理を頼む前に確認したいことのアイキャッチ

遺品整理は、全部を一度に業者へ渡す話ではありません。期限があるものだけ先に確認し、残す物を分けてから、人に頼む範囲を決めます。国民生活センターには、料金や、残すはずの物が処分された相談が寄せられています。

期限があるものだけ、先に分ける

遠方の実家だと、通う回数も限られます。それでも、気持ちの整理に日数がいることはよくあります。賃貸の明け渡しや、相続の手続きなど、日付が決まっているものだけ先に書き出します。日付がない部屋は、次回に回して構いません。

一人で全部を決めなくてよい場合もあります。兄弟や親族がいるなら、残す物の範囲だけ先に共有しておくと、あとから「あれは残すつもりだった」となりにくいです。

残す、譲る、処分する

部屋に入ったら、最初からトラックの話にはしません。残す、譲る、自治体で出せる、人に運んでもらう、の4つに分ける進め方は、実家や空き家の荷物を、どこから分けるかに置いています。

写真、手紙、印鑑、通帳、契約書類は、処分の箱に混ぜない方が安全です。家具や家電は、その市の粗大ごみで出せるものと、家電リサイクルの対象が分かれます。出せるものが分かると、人に頼む量が見えます。

相談に多い、4つの型

国民生活センターは、2018年7月19日の公表で、遺品整理サービスの相談として次の型を紹介しています。2025年10月30日の見守り情報でも、見積書がないまま作業後に金額が変わった事例と、確認のポイントが案内されています。

  • 見積もりの場で契約を急かされ、作業が始まらないのに解約したい
  • 解約を伝えたら、説明を受けていないキャンセル料を請求された
  • 作業の当日に追加の料金を求められ、見積もりより高くなった
  • 残すよう伝えた物が、処分されていた

個別の金額は、その相談の例です。すべての事業者に当てはまる数字としては書きません。相談先として、消費者ホットライン188が案内されています。

運ぶ許可と、買い取る許可

遺品を廃棄物として収集・運搬するには、その市区町村の一般廃棄物処理業の許可か、自治体からの委託が必要です。国民生活センターの2025年の見守り情報にも、無許可の回収は法律違反になり得る、と書かれています。産業廃棄物の許可や、チラシの「無料回収」だけでは判断できません。

買い取る話は別です。同じ見守り情報は、買い取る事業者には古物商の許可が必要で、古物商許可証や行商従業者証を確認するよう書いています。古物商の番号を、家庭ごみを運ぶ許可と受け取らないでください。詳しくは家庭ごみを運ぶ許可は、どこを見る?です。

見積もりで、書面に残すこと

見守り情報は、複数の事業者から見積もりを取り、契約のときに次を確認するよう案内しています。

  • 作業日
  • 具体的な作業内容
  • 料金と、支払方法
  • 解約料
  • 追加料金がかかる条件

残す物と処分する物は、作業の前に分けます。可能なら作業に立ち会います。立ち会えない日だけを指定されると、残す物の確認が難しくなります。金額の読み方は見積もりを頼む前に確認したいことです。

階段、駐車、家電のリサイクル料金は、見積もりの金額の外に出ることがあります。含まれる作業と、当日に増える条件を、書面で見てから頼んでください。

市で出せる家具は、市のページへ

神戸市と西宮市は、大型ごみの申し込みと、家の中からは運ばない条件が市のページにあります。自分たちで出せる家具まで、最初から遺品整理の見積もりに入れなくてもよい場合があります。

ほかの市は、地域から探すにページがあるところだけ案内しています。市のページがない地域の料金を、この記事では推測しません。

よくある質問

遺品整理は、すぐ業者に頼む必要がありますか?

期限がなければ、急ぐ必要はありません。賃貸の明け渡しなど、日付があるものだけ先に確認します。残す物を分けてから、人に頼む範囲を決めます。

見積もりで、何を確認しますか?

作業日、作業内容、料金、支払方法、追加料金の条件、解約料です。残す物と処分する物も、作業の前に分けておきます。

家庭の遺品を業者が運ぶとき、何の許可を見ますか?

廃棄物として収集・運搬するには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可か委託が必要です。買取には古物商の許可が関係します。番号の種類が違うときは、何の許可かを聞き返します。

確認した情報

この記事では、事業者の順位や料金の相場は作っていません。